がん遺伝子治療の特徴

身体への負担が少ない治療法

がん遺伝子治療の特徴

がん遺伝子治療は、がんの発生メカニズムに着目した根本治療であり、身体の負担が少ないという特徴があります。

また、従来の治療(3大標準治療)で治療が難しかった末期がんや難治性がんに対する治療や、標準治療と併用することで標準治療の効果を高める治療として、また、治療後の再発の予防として可能性が期待されています。

特徴1 治療による苦痛や副作用を伴わない

がん遺伝子治療は、もともと体内に備わっている遺伝子を投与するので、治療による副作用がほとんどありません。

  • 多くの場合は、通常の生活をしながら通院で行われます。
  • ごく稀に、微熱や悪寒などの症状が発生する場合がありますが、これまでに重篤な副作用の報告はありません。
痛みや副作用

特徴2 適応の幅が広い

末期がんから難治性のがんまで、がんの種類、進行度やその他の治療との併用など、適応の幅が大変広いのも特徴の一つです。

特に、末期(ステージ4)などで、余命を言い渡されたケースでも有効であった症例が得られています。

適応可能ながんの種類(転移がんも可)

大腸がん、胃がん、肝がん、食道がん、胆道がん、肺がん、乳がん、子宮頚がん、子宮体がん、卵巣がん、膵臓がん、腎がん、膀胱がん、前立腺がん、口腔がん、咽頭がん、神経芽腫、甲状腺がん、メラノーマ、悪性中皮腫

がんの種類、進行度

特徴3 抗がん剤や放射線との併用の有効性

もちろん、抗がん剤や放射線などとの併用が可能です。がん遺伝子治療は抗がん剤や放射線治療の効果を高めるという結果も多数報告されています。

遺伝子治療の成績

特徴4 細胞レベルでもがんに対処

画像はイメージです

まだがんを発症していなくても、がん抑制遺伝子が正常に機能していない前がん状態の細胞も自滅に追い込むことができるので、がんの予防にも効果的です。

また、遺伝子治療の効果は血管やリンパ管から全身の細胞に広がるので、転移の恐れがある手術後の再発予防にも有効です。

特徴5 耐性をとらない

抗がん剤は、使用し続けることで耐性ができて同じ抗がん剤であっても効かなくなることがありますが、遺伝子治療は直接細胞内に入り作用するので、耐性によって効果が得られなくなることはありません。

特徴6 テーラーメイド

テーラーメイド型の医療とは、患者様の個人差に配慮して各個人に最適な医療を提供すること。国内医療機関最多の5種類の遺伝子から、患者さまの「がん」の種類に合わせてこれらを組み合わせて治療します。

がん遺伝子治療に使用する5種類の遺伝子の紹介

p53【遺伝子の司令塔】
p53は、細胞がストレスやDNA損傷などの「危険信号」を察知すると活性化するがん抑制遺伝子で、がんを防ぐためにその他の様々な遺伝子に命令を出す司令塔の役割をします。
p16【細胞の問題に適切な初期対応】
p16は、細胞の異常な増殖を防ぎ、発がんを予防する働きがあります。
cdc6shRNA【細胞の増殖を不活性化】
cdc6(cell division cycle 6)は、細胞を増殖させるために働くタンパク質で、cdc6の過剰な発現によりがん細胞は無限に増殖し、がんの進行につながります。 cdc6shRNAは、そのcdc6を阻害することで、がん細胞の増殖停止や、がん細胞のアポトーシス(自死)へと誘導します。
PTEN【アポトーシスを制御役】
PTENは、多くのがんにおいて高頻度に変異や欠損が認められるがん抑制遺伝子です。
TRAIL【がんを選択的に攻撃】
TRAILは、周囲の正常組織に影響を与えずにがん細胞に対して選択的に攻撃できるといわれています。 炎症を引き起こして腫瘍原性(発がん能)を抑制したり、がん細胞のアポトーシス(自死)を促進します。
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